日本炎症性腸疾患学会

医療関係のお知らせ

お知らせ

JAPAN IBD COVID-19 Taskforce 第21報_厚労省IBD班 (9月13日版)

Weekly Summary of SECURE-IBD_2021 Aug 31 

JAPAN IBD COVID-19 Taskforce 第20報_厚労省IBD班 (7月1日版)

Weekly Summary of SECURE-IBD_2021 June 30 

JAPAN IBD COVID-19 Taskforce 第19報_厚労省IBD班 (6月28日版)

Weekly Summary of SECURE-IBD_2021 May 31 

JAPAN IBD COVID-19 Taskforce 第18報_厚労省IBD班 (5月18日版)

Weekly Summary of SECURE-IBD_ 2021 May 1 

JAPAN IBD COVID-19 Taskforce 第17報_厚労省IBD班 (4月12日版)

Weekly Summary of SECURE-IBD_ 2021 April 1 

JAPAN IBD COVID-19 Taskforce 第16報_厚労省IBD班 (3月8日版)

Weekly Summary of SECURE-IBD_ 2021 March 1 

IBD患者における新型コロナウイルスワクチン接種に関するQ&A _厚労省IBD班・JSIBD編集
(2月15日版)

IBD患者における新型コロナウイルスワクチン接種に関するQ&A_20210215 

JAPAN IBD COVID-19 Taskforce 第15報_厚労省IBD班(2月9日版)

Weekly Summary of SECURE-IBD_ 2021 FEB 1 

JAPAN IBD COVID-19 Taskforce 第14報_厚労省IBD班 (1月10日版)

Weekly Summary of SECURE-IBD_DEC 31 

JAPAN IBD COVID-19 Taskforce 第13報_厚労省IBD班 (12月10日版)

Weekly Summary of SECURE-IBD_ DEC 1 

『炎症性腸疾患治療中の母体から出生した児に対するロタウイルス経口生ワクチンの接種について
 エキスパートコンセンサス』_厚労省IBD班

ロタワクチン接種に関するIBD班からの声明_20201125 

JAPAN IBD COVID-19 Taskforce 第12報_厚労省IBD班 (11月10日版)

Weekly Summary of SECURE-IBD_ Oct 31 

JAPAN IBD COVID-19 Taskforce 第11報_厚労省IBD班 (9月29日版)

Weekly Summary of SECURE-IBD_ Sept 20 

医師、患者向けのパンフレット (JAPAN IBD COVID-19 Taskforce編さん)

一般医師向けCOVID-19パンフレット 

患者向けCOVID-19パンフレット 

JAPAN IBD COVID-19 Taskforce 第10報_厚労省IBD班 (9月1日版)

Weekly Summary of SECURE-IBD_Aug 21 

JAPAN IBD COVID-19 Taskforce 第9報_厚労省IBD班 (8月1日版)

Weekly Summary of SECURE-IBD_July 31 

JAPAN IBD COVID-19 Taskforce 第8報_厚労省IBD班 (7月10日版)

Weekly Summary of SECURE-IBD_July 10 

JAPAN IBD COVID-19 Taskforce 第7報_厚労省IBD班 (6月19日版)

Weekly Summary of SECURE-IBD_June 19 

JAPAN IBD COVID-19 Taskforce 第6報_厚労省IBD班 (6月2日版)

Weekly Summary of SECURE-IBD_May 29 

JAPAN IBD COVID-19 Taskforce 第5報_厚労省IBD班 (5月26日版)

Weekly Summary of SECURE-IBD_May 22 
JAPAN IBD COVID-19 Taskforce_May 26

JAPAN IBD COVID-19 Taskforce 第4報_厚労省IBD班 (5月18日版)

Weekly Summary of SECURE-IBD_May 15 


<安全性情報をもとにした国内の状況>
各製薬企業に5月1日時点で報告されている情報*をお知らせします。
有害事象例の報告は投与されている薬剤との因果関係は否定されていますが、使用中患者でSARS-CoV-2感染が報告された人数になります。


インフリキシマブ(レミケード®)副作用0例 (有害事象1例)(5/7現在)
アダリムマブ (ヒュミラ®) 国内報告事例なし (5/15現在)
ゴリムマブ (シンポニ-®) 国内報告事例なし (5/7現在)
ウステキヌマブ (ステラーラ®) 国内報告事例なし (5/7現在)
ベドリズマブ (エンタイビオ®) 国内報告事例なし (5/15現在)
トファシチニブ (ゼルヤンツ®) 国内報告事例なし (5/1現在)

*上記は自発的な副作用・有害事象報告に基づくものです。

JAPAN IBD COVID-19 Taskforce 第3報_厚労省IBD班 (5月5日版)

Weekly Summary of SECURE-IBD_May 2 
JAPAN IBD COVID-19 Taskforce Q&A (20200505)

JAPAN IBD COVID-19 Taskforce 第2報_厚労省IBD班 (4月27日版)

Weekly Summary of SECURE-IBD_April 24 
JAPAN IBD COVID-19 Taskforce Q&A (20200427)

東京都医師会「最新版 新型コロナ感染症かかりつけ医外来診断手順」

会員各位
 

東京都医師会作成の「最新版 新型コロナ感染症 かかりつけ医外来診断手順」を掲載いたします。JSIBD会員をはじめ多くの市中病院の先生方のお手元に届きますと幸甚と存じます。
 

最新版 新型コロナ感染症 かかりつけ医外来診断手順 


特定非営利活動法人日本炎症性腸疾患学会
理事長 渡辺 守

JAPAN IBD COVID-19 Taskforce 第1報_厚労省IBD班 (4月19日版)        

会員各位


この度、難治性炎症性腸管障害に関する調査研究班によりJAPAN IBD COVID-19 Taskforceが設立されました。本学会では、JAPAN IBD COVID-19 Taskforceからの情報をJSIBD会員向けに発信してまいります。


 特定非営利活動法人日本炎症性腸疾患会
理事長 渡辺 守

JAPAN IBD COVID-19 IBD Taskforce の設立について

COVID-19はIBD診療においても多大な影響を与えています。患者さんや実地医家の先生方も多くの不安を感じていることと思います。IBD班では先日、第一報として日本の状況をご報告させていただきましたが、多くの先生方より支援のお言葉とともに継続した情報発信の必要性のご指摘を受けました。
研究班としましてもできるだけタイムラグがない形で客観的で正確な情報を発信できるように、JAPAN IBD COVID-19 Taskforceを設立いたしました。先生方の診療の一助になり、患者さんの不安が少しでも解消できればと思います。最後にCOVID-19対応に追われる中で、快くtaskforceをお引き受けてくださったメンバーの先生方に深く感謝いたします。


2020年4月19日
難治性炎症性腸管障害に関する調査研究
研究代表者 久松理一

Taskforceメンバーより

「新型コロナウイルス(SARS-CoV2)」の流行に伴い、全世界の医療体制にも影響が出ている状況です。現場の先生は、皆さん本当にご苦労されていることとご察しいたします。
令和2年度(2020年)より、厚生労働科学研究費補助金(難治性疾患政策研究事業)難治性炎症性腸管障害に関する調査研究は、杏林大学消化器内科学講座久松理一教授が班長に就任されました。
「日本の炎症性腸疾患(IBD)患者さんならびにその診療に携わる実地医家の医師のために、IBDにおける新型コロナウィルス感染症(COVID-19)に関する情報を集積・整理し、皆様にお届けする必要がある。」という久松班長のお考えのもとに、2020年4月COVID-19 JAPAN IBD Taskforceが設立しました。
久松班長からは、Taskforceメンバーとして、仲瀬裕志 (札幌医科大学:Taskforce リーダー)、松本主之 (岩手医科大学)、松岡克善 (東邦大学医療センター佐倉)、松浦 稔 (杏林大学)、大宮直木 (藤田医科大学)、 飯島英樹 (大阪大)、石原俊治 (島根大)、平井郁仁 (福岡大) の八人が指名され、現在活動を開始しています。
本Taskforceの主たる目的は
 1. 日本のIBD診療に向けての提言 (Q & A方式を考案中)
 2. 文献情報の発信
 3. 世界のreal-timeな状況 (SECURE-IBD)のサマリー
   です。
今後、班会議としては、日本の炎症性腸疾患患者の新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の実態調査にも取り組む予定になっております。
我々臨床医がIBD診療における新型コロナウィルス感染症に関する正確な情報を周知することこそが、患者さんの不安を取り除き、そして何よりもIBD患者さんにより良い治療を届けることにつながります。新しい情報について、逐次皆様にお伝えしていく予定ですので、ぜひJAPAN IBD COVID-19 Taskforceからの情報をご覧いただけますようよろしくお願いいたします。


2020年4月19日
難治性炎症性腸管障害に関する調査研究
JAPAN IBD COVID-19 Taskforce
リーダー 仲瀬裕志
松本主之
松岡克善
松浦 稔
大宮直木
飯島英樹
石原俊治
平井郁仁

Weekly Summary of SECURE-IBD 
JAPAN IBD COVID-19 Taskforce Q&A (20200419)

炎症性腸疾患患者における新型コロナウィルス感染リスクについて 第1報       

会員各位


新型コロナウィルス(COVID-19)の流行に伴い、免疫調整薬や生物学的製剤の治療を受けている患者さんや治療をしている実地医家の医師の方々のご質問や不安にお答えするために、現在までにわれわれが得ている情報を整理してお伝えいたします。
なお、ここで述べる情報は製薬企業に報告された事例、海外の学会等から公開された声明、発表された論文等に基づくものです。炎症性腸疾患(以下IBD)患者におけるCOVID-19感染事例はまだ集積されておらず十分な症例で検証されたものではありませんが、事態の緊急性と必要性を鑑みて公開するものです。したがいまして症例の集積に伴い内容が変更されることがあります。新たな情報が得られたときは逐次周知していく予定です。


本声明は日本炎症性腸疾患学会と厚生労働省難治性疾患政策研究事業難治性炎症性腸管障害に関する調査研究班との共同作業として行われています。


2020年4月7日
日本炎症性腸疾患学会 理事長 渡辺 守
厚生労働省難治性炎症性腸管障害に関する調査研究班 研究代表者 久松理一

1. 報告されている炎症性腸疾患患者におけるCOVID-19感染事例について

国際的なレジストリSECURE-IBD registryに登録された情報によりますと3月23日の時点で13か国から合計41人(クローン病22 人および潰瘍性大腸炎19 人)のCOVID-19感染を併発したIBD患者が登録されています。このうち10人が入院し、ヨーロッパの82歳のアルツハイマー病と心血管疾患を有するメサラジン治療中の患者と25歳のインフリキシマブ300㎎8週毎とメトトレキセート15㎎で治療されていた中等症から重症の潰瘍性大腸炎患者さんの2名が死亡しています。SECURE-IBD registryは公開されておりwww.covidibd.org.で最新の情報と患者背景など詳細を知ることができます1)。 なお4月6日時点でのデータでは世界で326例 (クローン病189例、潰瘍性大腸炎135例) の報告があり、日本からも1例報告されています。患者背景で注目すべきは患者年齢で80歳以上の13人のうち9人が入院し6名が死亡しています。なお上述した25歳の死亡例については現在のデータでは削除されているようです (20歳代の死亡数はゼロとなっている)。

 

各製薬企業に3月31日時点で報告されている情報*をお知らせします。
 インフリキシマブ (レミケード®) 国内報告事例なし
 アダリムマブ (ヒュミラ®)国内報告事例なし
 ゴリムマブ (シンポニ-®)国内報告事例なし
 ウステキヌマブ (ステラーラ®) 国内報告事例なし
 ベドリズマブ (エンタイビオ®) 国内報告事例なし
 トファシチニブ (ゼルヤンツ®) 国内報告事例なし
*上記は自発報告に基づくもので、これらの製品の投与例で実際にCOVID-19感染事例がないことを保証するものではありません。
 

2. 免疫調節薬や生物学的製剤による治療について

現在の段階では炎症性腸疾患の治療はこれまでと同様に行い、疾患活動性を抑えることが重要であると考えられます。免疫制御治療を受けている患者さんに関してはこれまで同様に感染症リスク対策が必要です。特にCOVID-19感染重症化リスクが高い高齢患者さんについては社会的距離を含めて注意をしていただきたいと思います。


以下、ECCO (European Crohn’s and Colitis Organization) のタスクフォースが公開した3rd インタビュー1) の内容を要約します。


高齢者あるいはCOVID-19感染のリスクとなる併発症を有しているIBD患者さんにおいて免疫調整薬や生物学的製剤を行うべきかどうかについて十分なデータはないものの現時点ではCOVID-19流行前と変わらず必要な治療を継続するべきである。いっぽう、高齢患者さん (特にフレイルを合併した患者さん) はCOVID-19流行前から感染症リスクが通常患者さんよりも高いことが報告されており、これについてはこれまでと変わらず考慮されるべきである。活動性の炎症自体が感染症のリスクとなりうる。また、現時点では患者を病院から遠ざけておきたいので、治療を続けることの利点は、現時点でIBD治療に伴うCOVID-19感染のリスクよりも大きい。高齢者を再燃から遠ざけること(場合によっては免疫調節薬や生物学的製剤を使用して)は次の2つの点で利点があると考えられる。1)COVID-19に感染するリスクを低下させる可能性、および2)COVID-19感染のリスクが高まる病院に患者が通院する必要がなくなること。
COVID-19感染では60歳以上の患者で致死率が高いことが示されており、80歳以上の患者の致死率は20%にもなる2)。 したがって、高齢のIBD患者は、特に免疫抑制の場合は、社会的距離の厳格化を含め地方/国の保健当局によって推奨されるすべての予防策を講じる必要がある。
 

3. COVID-19に感染したIBD患者のレジストリについて

120ヵ国が参加しているレジストリSECURE-IBD (www.covidibd.org) が存在します。国別の報告など詳細な報告を得ることができます。ぜひ日本の先生方もご協力をお願いします。 なお、日本のレジストリに関しては難治性炎症性腸管障害に関する研究班で準備中ですので、追ってご報告させていただきます。
 

1.
 
https://ecco-ibd.eu/images/6_Publication/6_8_Surveys/3rd_Interview_COVID-19_ECCO_Taskforce_published.pdf
2.
 
Onder G1, Rezza G2, Brusaferro S. Case-Fatality Rate and Characteristics of Patients Dying in Relation to COVID-19 in Italy. JAMA. 2020 Mar 23. doi: 10.1001/jama.2020.4683.

 

 

トファシチニブクエン酸塩製剤の海外における新たな安全情報について

会員各位

 現在、海外で実施されているトファシチニブクエン酸塩製剤の長期安全性に関する市販後臨床試験の中間解析から新たな安全情報が公開されました。この市販後臨床試験は、心血管イベントのリスク因子(たばこ・高血圧・HDL -chol 40mg/dl未満・糖尿病・心血管疾患の既往)を有する 50歳以上のメトトレキサート抵抗性関節リウマチ患者 (主にコーカシアン、アフリカン、ヒスパニック患者)を対象に実施され、トファシチニブクエン酸塩製剤1日10mg群、1日20mg群、TNF阻害薬群で、長期投与の安全性が前向きに比較検討されています。この臨床研究の中間解析において、トファシチニブクエン酸塩製剤1日20mg群で、肺塞栓症と全死亡の頻度上昇が確認され、これに関するアラートがファイザー社から公開されました。(cf. 本邦における関節リウマチに対する、保険承認用量は1日10mg. また、現時点で本試験の中間解析結果に関する具体的なデータの詳細は不明) トファシチニブクエン酸塩製剤1日10mgと20mgが保険承認されている潰瘍性大腸炎については、これまでの臨床試験において、肺塞栓症および全死亡のリスク増加は認められておりませんが、潰瘍性大腸炎患者に対し1日20mgを長期に継続する場合には、念のため注意深い経過観察をお願いします。

 

添付:ファイザー株式会社公開の安全情報

特定非営利活動法人日本炎症性腸疾患学会
理事長 渡辺 守

炎症性腸疾患患者に対するチオプリン製剤使用に関する通知
(NUDT15遺伝子多型検査の保険承認を受けて)

特定非営利活動法人 日本炎症性腸疾患学会
理事長 渡辺  守
厚生労働科学研究 難治性疾患克服研究事業
「難治性炎症性腸管障害に関する調査研究」班
班長 鈴木 康夫

 チオプリン製剤 (アザチオプリン・6-メルカプトプリン) の副作用の中で、服用開始後早期に発現する重度の急性白血球減少と全脱毛がNUDT15遺伝子多型と関連することが明らかとされています1)2)。このたび平成31年2月よりNUDT15遺伝子多型検査が保険承認となっており、初めてチオプリン製剤の投与を考慮する炎症性腸疾患 (潰瘍性大腸炎、クローン病) 患者に対しては、チオプリン製剤による治療を開始する前に本検査を施行し、NUDT15遺伝子型を確認の上でチオプリン製剤の適応をご判断いただきたいと思います。現在は保険承認後の移行期であるため、各施設においては検査体制の整備をお願いします。日本人の約1%に存在するCys/Cys型の場合は、重篤な副作用 (高度白血球減少、全脱毛) のリスクが非常に高いためチオプリン製剤の使用を原則として回避してください。Arg/Cys, His/Cysの場合は低用量 (通常量の半分程度を目安とする) からの使用開始をご考慮願います3)。これらの副作用のリスクが低いArg/Arg, Arg/His型の場合であっても、チオプリン製剤の副作用のすべてがNUDT15遺伝子多型に起因するものではありませんので、使用に際しては引き続き定期的な副作用モニタリングをお願いいたします。

NUDT15遺伝子
検査結果
日本人での
頻度
通常量で開始した場合の副作用頻度 チオプリン製剤の
開始方法
急性高度白血球減少 全脱毛
Arg/Arg 81.1% 稀 (<0.1%) 稀 (<0.1%) 通常量で開始
Arg/Cys 17.8% 低 (<5%) 低 (<5%) 減量して開始
Cys/His <0.05% 高 (>50%)
Cys/Cys 1.1% 必発 必発 服用を回避
1) Yang SK,et al. A common missense variant in NUDT15 confers susceptibility to thiopurine-induced leukopenia. Nat Genet. 2014 Sep;46(9):1017-20.
2) Kakuta Y, et al. NUDT15 R139C causes thiopurine-induced early severe hair loss and leukopenia in Japanese patients with IBD. Pharmacogenomics J. 2016 Jun;16(3):280-5.
3) Kakuta Y, et al. NUDT15 codon 139 is the best pharmacogenetic marker for predicting thiopurine-induced severe adverse events in Japanese patients with inflammatory bowel disease: a multicenter study. J Gastroenterol. 2018 Sep;53(9);1065-78.

トファシチニブクエン酸塩製剤の使用に当たっての留意事項について

会員各位
   
平素より日本炎症性腸疾患学会にご協力を賜り厚く御礼申し上げます。
さて、2018年5月25日に厚生労働省より「トファシチニブクエン酸塩製剤の使用に当たっての留意事項について」通知がありました。
 
トファシチニブクエン酸塩製剤(販売名:ゼルヤンツ錠5mg、以下「本剤」という。)については、本日、「中等症から重症の潰瘍性大腸炎の寛解導入及び維持療法(既存治療で効果不十分な場合に限る)」を効能又は効果として承認したところです。本剤投与により、結核、肺炎、敗血症、ウイルス感染等による重篤な感染症の新たな発現もしくは悪化や帯状疱疹等の再活性化が報告されていること、本剤との関連性は明らかではないが悪性腫瘍の発現も報告されていること、本剤の維持療法で10mgを投与する際には慎重に判断する必要があることから、その使用に当たっての留意事項についてご周知いたただきますようお願い申し上げます。
 
会員の先生方におかれましては留意事項についてのご周知の程お願い申し上げます。
詳細につきましては、添付の通知をご参照ください。
 
  特定非営利活動法人日本炎症性腸疾患学会
  理事長 渡辺 守

植物由来製品による健康被害 (疑い) について

会員各位

平素より日本炎症性腸疾患学会にご協力を賜り厚く御礼申し上げます。 さて、2016年12月27日に厚生労働省より「植物由来製品による健康被害 (疑い) について」 通知がありました。


今般、青黛(せいたい)を摂取した潰瘍性大腸炎患者において、肺動脈性肺高血圧症が発現した症例が複数存在することが判明しました。 青黛とは、リュウキュウアイ、ホソバタイセイ等の植物から得られるもので、中国では生薬等として、国内でも染料(藍;インディゴ)や健康食品等として用いられています。近年、潰瘍性大腸炎に対する有効性が期待され、臨床研究が実施されているほか、潰瘍性大腸炎患者が個人の判断で摂取する事例が認められています。

 

会員の先生方におかれましては注意喚起をいただき、ご周知の程お願い申し上げます。 詳細につきましては、添付の通知をご参照いただけますようお願い申し上げます。

 

特定非営利活動法人日本炎症性腸疾患学会
理事長 渡辺 守

 

植物由来製品により健康被害 (疑い) について